サンタクロースになれなかった男

12月24日Jリーグユース選手権大会決勝、FC東京U-18vs.サンフレッチェ広島U-18＠神戸ユニバー記念競技場行ってきました。ただでさえ薄給のしげお家で、ちょっと前に岡山行ったばかりで、更にユースの試合で神戸行き、しかも日帰りとはさすがにしげお家家族会議にかけられましたが、あっさり可決。大政翼賛会。夫婦二人FC東京一党独裁状態。

ろくに睡眠も取らず、始発電車で羽田空港行って朝イチの飛行機で神戸空港へ。地方へ行くには朝イチの飛行機が一番安かったりする。

　もうなんか早朝の羽田もおなじみになってまいりました。

今回初めてスカイマークに乗ったんですが、安いだけあって小振りの機体。小さい飛行機って怖いんですね。ジャンボとかだとイマイチ飛んでいる感が薄くて大丈夫なんだけど、初めて飛行機乗って怖いと感じました。

朝8時過ぎ神戸空港到着。実は今回の目的はもうひとつあって、嫁さんの数少ない友人が、ダンナの転勤で神戸行って出産したので、そのご挨拶に。さすがにユースの試合のみだとコストパフォーマンス低すぎますから。


かわいい赤ちゃん。6ヶ月にしてはでかい。

そして赤ちゃんの汚れ無きパワーをいただいて神戸ユニバーへ。結構東京からも人が来てました。世の中物好きばかりです。クリスマスの時期に行われる東京の試合にはサンタ帽をかぶるというしきたりがあるらしいので、しげお夫妻も前日ハンズで購入しときました。他の物好きな大人達もみんなかぶってます。


で、試合開始。準決勝までの東京ユースは結構余裕な勝利だったのですが、相手もさすがに決勝まであがってきたチーム。両者ひけをとらず内容は互角。ただ巧さに関しては東京のほうが一歩リードという印象。スマートな東京と野性味のある広島、といったところか。

両者無得点のまま試合は進み、延長PKだと帰りの飛行機ギリだなあ、と思い始めた矢先の81分。ゴール前で東京ゴールキーパーと相手選手が競り合い、こぼれ球をゴールに押し込まれ広島先制。東京ファン的にはいや広島の選手ボールではなく始めからゴールキーパーに当たりいってんじゃん、という感じ。松尾一主審それまでは細かくファウル取ってた割にはこのプレイには笛吹かず。東京の選手達もオーロラビジョンのリプレイ映像を指差しアピールするも判定は覆らず。88分、前掛かりになった東京のカウンターをついて広島追加点。試合終了。若者たちの、冬は、終わった…。

いやー悔しかったなあ。トップの試合で負けるより悔しかったなあ。オレがこんだけ悔しいんだから、高校3年でこれがユースとして最後の試合だった子達はもっと悔しかったろうなあ。ま、森村、吉本、権田の3選手は来年からトップ昇格するので、この悔しさを忘れずに頑張ってくれたまえ、とかありきたりな慰めの言葉をあえて言わせて欲しいそんな気分です。


美しい若者達の涙。オレ（おっさん）が泣いてもこうは画にならない。

で、帰りの道中、来年もこの大会で決勝まですすんだら必ず駆けつけようと決意しました。この大会決勝戦は毎年関西方面で行われてるんだけど。いや優勝をこの目でみるまでは死んでも死にきれません。

…って、もっとライトなファンだったはずのしげおとそのヨメ。だんだん後戻りできなくなってきました。この夫婦はいったい何処へ向かっているのでしょうか。